2018/10/23

あの人はいまどこでなにをしてるんだろうって思うことがある。一時期よく遊んでいたのになにかのきっかけでパッタリと会うことがなくなったり。

彼とはじめて会ったときの正確な記憶はない。写真友だちが主催するピクニックかなにかに高頻度で見かける人っていう認識くらいなもので、何度か顔は合わせていたけれどもきちんと話したことはなかった。
僕は当時27才くらいで、彼は僕より4つか5つ年上だった。いつも音響機器を持ち歩いては公園や川辺や海岸で音を鳴らしていた。
彼との距離がググっと縮まったのは、2008年のメタモだったと思う。伊豆の日本サイクルスポーツセンターで開催された野外フェス。友だちと電車やバスを乗り継いで移動したのだけど、ちょっとした小旅行だった。くねくね曲がる山道を進むバスに乗りながら、僕の隣の席でミニマムテクノを語る彼を今も時々思い出す。会場では、一緒にNUJABESをみて他の友だちは別のステージに行ったけど、僕と彼はJAH SHAKAでテンションあがってふたりで一緒にぴょんぴょん跳ねてたっけ。
それからは一緒にお花見をしたり、海にいったり、お茶したり、お散歩写真したり、鍋したり。僕にとって彼は友だち間をつなぐ接着剤的な存在だったなあって、今となってみるとそう思う。

あの人はいまどこでなにをしてるんだろうって思うことがある。一時期よく遊んでいたのになにかのきっかけでパッタリと会うことがなくなったり。
そのきっかけが、引っ越しのこともあれば、はたまた結婚や出産だったり、特別な理由なくなんとなくなんてこともあるだろうし、死が別れを告げることもある。

写真はもうあの頃には戻れないことを教えてくれる。それは切なくもあるけど、確かにあの頃は存在していたんだという希望でもあるんだろうと思う。