2018/09/05

天気の良い日に自転車を漕ぐ。ただそれだけで幸せな気持ちになったりすることもある。でもそんなふうに感じられるのは、心身ともに健康だったり、生活に問題がなかったり、安定した状態というものが不可欠だったりする。

僕は芸人のスパローズ大和さんの借金の話が好きで、、簡単に説明させてもらうと、『芸人は借金するもんだの精神で生活していた彼は、いくつもの消費者金融からお金を借りまくって利子だけで16万円くらいに借金が膨れ上がった。99%返済のことを考え残りの1%でお笑いをやっていたとのこと。そんな生活を8年ほど過ごしていると友人が法律事務所に相談に行ってみればと弁護士を紹介してくた。弁護士は「違法な利子だからもう払う必要ない」と、その場でカードにハサミを入れ、取り立ての対応も全て引き受けてくれたという。なんだか現実味がないまま、法律事務所を一歩でると町の空気が鼻いっぱいに広がり、今は春だったんだ、、と季節を知った。もう三歩ほど歩くと雑草がきらきらと光り輝いていた。もう数歩進むと友人や迷惑かけた人たちに連絡しなくちゃと感謝の気持ちが生まれて、100メートルくらい歩くのに30分くらいかかった。』っていう話。
身体も心も余裕がなくなると周りがみえなくなるしなにも感じなくなるよね、わかるなあ、、と。そして、そこから解放された時の晴れやかな気分もわかるなあ、、と。

僕には破天荒さもなければ真っ当でもない。なんとも中途半端な人間だし、大して仕事に熱心なわけでもなく、腰が痛くて右足痺れてるし、志の低いところで作品つくりをか細く続けるのが精一杯で平々凡々な生活を送っている。だけど、天気の良い日に家族で散歩なんかして公園の鳩がパタパタ飛び立ったりなんかしてその鳩にびっくりする娘をみて大笑いする妻をみて幸せを感じたりなんかして。
なんでもない日々を続けられることが、なにごともなく終わりを迎えられることが、僕の夢だと気がついたりする。